街頭演説を行いました【国債残高999兆円】

11月26日(月)呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。
我が国の国債残高が999兆円にまで達していることと、今後私達に待ち受けている未来への懸念についてお話しさせていただきました。

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 ついに我が国の国債残高、つまり借金が999兆円にまで積みあがってしまいました。
 財政の問題はとても大切な問題です。しかし、残念ながら皆さんの関心は薄い。それがなぜかと言えば、このまま日本が借金を積み重ねていけばどうなってしまうかについて、皆さんがピンと来ていないからだと思います。この、国の借金は20年後、30年後、40年後の未来の私達が返さなければなりません。それをどうやって返すのか。その財源について、先日、自民党の税務調査会という、日本の税金について実質的に決めている機関の野田最高顧問が、消費税を20~30%まで上げることを視野に入れているという発言をしました。そういう議論がすでに始まっているのです。

 大阪万博の誘致が決まりましたが、今わかっているだけでも2000億円もの税金がこれに使われるということです。いつまで日本はこのようなことを続けるのでしょうか。日本が発展途上にあった高度成長期には万博やオリンピックが大きな効果をもたらしたかもしれません。しかし、今、日本は老いたる先進国です。莫大なお金を使って開催したところで、日本の景気は本当によくなるのでしょうか。果たしてそれが今やるべきことでしょうか。

 今の日本には、目を背けてはいけないもっともっと大切な問題があります。
 今の野放図なやり方を続けて行けば、待っているのは果てしない円安、そしてそれに伴うインフレです。安倍総理は「アベノミクスにより景気が上向いている」と言っていますが、実際の数字を見ると、これだけの無理をしているにもかかわらず横ばいです。アメリカやヨーロッパは上向いているのに、日本のGDPだけが横ばいなのです。
 本当はできもしないことを、借金でやっているのが今の政治です。そのせいで、今の子供たちは、将来、多額の消費税や社会保障の負担を負わなければならなくなるのです。今、きちんと現実を見て議論を始めなければ、取り返しのつかないことになってしまいます。私達は、もうそろそろ目を覚まさなければなりません。