7月14日(水)静岡駅地下道の一角をお借りして街頭演説を行いました。
先日、「東京で40代、50代の新型コロナ重症者が増えてきた」という報道がありました。どれくらい増えたのか気になって調べたところ、新規陽性者の数が少なかった時期に50代の重症者が10人くらいだったのが今20人に増え、40代は4人くらいだったのが6人に増えただけ。400万人くらいいる東京都の40代、50代の中で、重症者が10人程度増えた。それを重症者が増えたと大げさに報じている。
これがわが国のマスコミの歪んだ姿です。
感染症とともに生きるのは人類の定めです。インフルエンザでも風邪でもそうですし、あるいは感染症ではありませんが癌などの疾病もあります。そういうものと向き合って、我々は生きていかなければならない。
新型コロナは本来、若い皆さんにとってはほとんど脅威ではありません。
子ども達や10代、20代にとってみればRSウイルスやインフルエンザのほうがよほどこわい。RSウイルスは重症化して入院する率も高い。20代以下では新型コロナよりもインフルエンザで亡くなる方の絶対数の方が多いのです。
ところがそういうものがいくら流行ってもマスコミはほとんど報じません。しかし、新型コロナが絡むと「10代以下で重症者が1人出た!」と大騒ぎして報じる。
インフルエンザは1000万人単位で新規陽性者がでます。マスコミはインフルエンザの新規陽性者が100万人になった200万人になったと毎日報じるでしょうか。
70代80代以上の方へのワクチン接種が76%を超えた今の日本は、すでに新型コロナを克服しているといってもいい状況。それなのにマスコミは新規陽性者の数だけをとり上げて際限なく煽り続ける。何とかして恐怖を煽り、皆さんに「コロナが怖い」という思いをそのまま受け継がせようとしている。
報道を鵜呑みにするのではなく、正しいデータをもとに、何が正しい情報なのか、真実は何なのか、私たち1人1人がしっかりと自分の頭で考え、判断していく必要があるのです。