街頭演説を行いました。

 913日(月)本日は、朝は静岡駅北口、昼は呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

 去年の春。医療は患者を拒否していました。そして政府もそれを後押しした。

 「37.5度以上の発熱が4日続かなければ医療機関にかかってはいけない。」そんなやり方をしていたのをご記憶の方も多いでしょう。とはいえ、その頃はそれもやむを得なかったかもしれません。国民の誰もが、そしてお医者さん達も、新型コロナを恐れていた。そして治療法もよくわかっていなかったからです。

 

 しかし、そんな状況から、今は大きく変わっています。

 致死率はインフルエンザ並みの0.1%、かつての2030分の1にまで下がっています。軽症化によって感染力こそ強まっていますが、デルタ株が弱毒化していることで死亡者は大きく減っています。また、今は行うべき検査も治療もあります。CTを撮れば重症化の兆しがわかりますし、重症化を防ぐステロイド剤も、重症化を7割も防ぐという抗体カクテル療法もあります。新型コロナにかかったとしても、軽症のうちに正しい治療をしていれば、みすみす亡くなるなどということはほとんど考えなくていい疾患になっているのです。

 

 それなのに今、まだ、日本は、新型コロナをあまりにも特殊なものとして位置づけている。そしてそれによって医療の柔軟性が失われ、国民から医療を遠ざけてしまっている。そしてそのために亡くならなくてもいい人が亡くなっている。それが今の残念な我が国の状況です。

 

 新型コロナは怖いと煽り、いつまでもマスクをつけさせ、アクリル板で囲み、飲食店や小売り店の営業制限をし、若者たちから楽しみを奪い、外出を制限する。それが本当に国のすべきことでしょうか。国民が本当に望むことでしょうか。これが本当に国民を幸せにすることでしょうか。

 私はそうは思いません。

 今、国民を幸せにするために必要なのは、医療機関に門戸を開いてもらうこと。万が一コロナにかかっても、いつでも直ちに医療が手を差し伸べてくれる。少し具合が悪くなれば普通に外来にかかることができる。そういう体制を整えることこそ必要なのです。