予算委員会第4分科会(文部科学省)で質疑を行いました!

2月26日(金)本日ふたつめ、予算委員会第4分科会(文部科学省)での質疑を行いました。

 

2020年度から順次スタートしている新しい学習指導要領では、「アクティブラーニング(主体的・対話的な授業)の視点からの授業改善」が掲げられています。これは子ども達の自主性を重んじるというものですが、一方で、現状の大学受験システムは、従来からの、いわゆる詰込み型の教育になじむものです。ハーバード大学・ペンシルベニア州立大学などのように試験の得点を重視せず、多面的・総合的な評価を行う大学の例を挙げ、わが国でも国公立大学において、試験以外での合格枠を設けることで、多様かつバラエティに富んだ人材育成を試みてはいかがかということについて大臣の見解を問いました。

 

先のアメリカ大統領選挙における陰謀論などをみても、誤った情報や不確かな情報が、国の行く末に大きな影響を与えてしまう恐れがあります。スマートフォンなどの普及により、誰でも情報発信が可能になり、またそこへのアクセスも容易になっている今、様々な情報が飛び交うネット社会・サイバーの世界で、不確かな情報やフェイクニュースを鵜呑みにしないため、子ども達のクリティカルシンキング(批判的思考力)を養う教育が不可欠です。

スウェーデンでは小学校低学年の頃からクリティカルシンキング教育が行われています。そこでわが国でも、信頼できるソースから自説の根拠を得るという教育、情報リテラシー教育を積極的に取り入れるべきではないかという提案を行いました。

 

 わが国では、GAFAのような世界に通用する新しいトップ企業は残念ながら久しく生まれていません。世界の産業競争に互していくためにも、創造性にあふれたトップ人材を育てていくための教育制度の必要性や、そのための取り組み等について問いました。

 

本日の質疑の様子は衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ2021226日 予算委員会第4分科会)でご覧いただくことができます。お時間のあるときに是非ご覧ください。

 

次は15時45分から財務金融委員会で本日最後の質疑を行います。