街頭演説を行いました

平成30年2月22日(木) 8時5分から
葵区御幸通りの一角をお借りし、街頭演説をおこないました。

以下、青山まさゆきがお話しさせていただいた内容の一部を、抜粋してご報告させていただきます。

本国会では、所得税控除の在り方を、働き方改革とからめて審議することが中心となっています。
本国会で審議されている税制改革では、個人所得については、所得控除額の引き下げや基礎控除額の引き上げを組み合わせた、ややわかりづらい方法での増税が図られる一方、一定の条件を満たす大企業については、大規模減税が行われることになります。
声をあげづらい一般個人については知らないうちに負担増を強いる一方、法人については大幅な減税を行うという不公平なやり方には疑問を感じざるをえません。
財務金融委員会では、このような、日本の未来にとって非常に大切な議論がされていますが、残念ながらマスコミの関心は薄く、この問題について報道されることはほとんどありません。

一方、参議院の憲法審査会では、昨年から憲法改正に対する議論が始まっています。
与党は、教育の無償化や地方自治の拡充等を憲法に盛り込む、と言って憲法改正を進めようとしていますが、これらは憲法9条改正とセットです。
皆さんの中には、憲法9条を改正することに賛成という方もいらっしゃるとは思いますが、私が危惧しているのは憲法9条が改正されたその先です。先の大戦以降、日本の防衛政策はアメリカの意向、アメリカの世界戦略に沿って決められてきたといってもよいでしょう。それに倣い、これまで専守防衛とされてきた自衛隊が、アメリカの予算や国力の衰えとともに、アメリカの世界戦略に組み込まれ、中国や北朝鮮に対峙する戦力とされようとしています。
先の安保法制もそうでしたが、憲法改正も、アメリカの世界戦略を前提として議論されているのではないかと、疑いたくなります。

日本の税制、防衛をはじめ、様々な重要な事柄が、こうして、国民の知らない内に一方方向に進められていくことを危惧しています。
今、私達は選択すべき時期にきています。政府の発表や、偏った報道に流されているだけでは、本当の日本の進むべき道を見誤ってしまいます。
我々は未来のことを考えなければなりません。
隠されている大切なことや真実を知り、それに対する対応手段を、ひとりひとりが考える、そんな時期に来ているのではないでしょうか。