街頭演説を行いました!

 10月25日の青山まさゆきの街頭演説から一部抜粋して掲載します。

 

  日本の問題のひとつは、若い方にとって負担ばかり大きくて、投資が何もなされていない、とても不公平な世の中になっているということです。しかし、若い方たちが輝かなければ、若い方たちが幸せだと思わなければ、この先の日本はお先真っ暗です。

 アメリカは1990年代に、今の日本と同じような状況になっていました。日本という新しい経済大国がどんどんアメリカの産業を抜いていった。自動車産業しかり、鉄鋼産業しかり。アメリカのそれまで主要な産業はすべて傾いていきました。工業地帯のあちこちで工場がつぶれ、町が寂しくなっていった。一方、日本はもう少しで世界一の経済大国になるところ。そこで慢心がはじまりました。そこからです、日本の凋落が始まったのは。努力し、切磋琢磨してよりよい製品を作るということをやめ、簡単にリストラをし、企業の中のいらない部門を売却するということを始めました。短期的には業績はよくなった。でも人や部門が減れば、次の芽が摘まれてしまいます。次に何がヒットするかなんていうことを、見通せる予知能力を持った経営者などほとんどいません。色々な芽があって、その中の偶然が勝利につながっていくのです。

 一方でアメリカは、マイクロソフト、アップル、フェイスブックなど、大学生だったビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグなどが、次々と自分の独創的なアイデアで世界に冠たる大企業を作っていきました。そして今や、日本はアメリカの足元に遠く及ばないところまで引き離されてしまった。

 今、日本を変えなければ、今政治を変えなければ、このままでは日本は坂道を転げ落ちる一方です。ではどうしたらいいのか。それは若者に投資をすることです。その第一番目は学費の無償化です。幼稚園、保育園を無償化する。高校、専門学校、大学、短大、そして大学院まで無償化する。若い人達が自分の力を伸ばしたい、自分の可能性をどこまでも伸ばしたいというときに、学費のために断念するようなことがあってはならないんです。そして社会に出るときに教育ローンだの奨学金だのの返済で四苦八苦するような、そんなことがあってはだめなんです。若い人たちがどこまでも自分の可能性を追求できる。自分の親にお金があろうがなかろうが、自分の努力と能力を最大限発揮できる、そういう後押しをする世の中にならなければだめなんです。

 また、社会に出るときも、新卒でない限りは非正規雇用として職を転々としなければならない、そんな世の中もだめです。いつでも再チャレンジ可能な流動性の高い労働市場を作っていく必要がある。

 けれども、大企業の言いなりの与党、あるいは労働組合にずっぽりと手足を縛られた有力野党は、既得権益との繋がりが深すぎて本当の改革はできない。しかし今ならまだ間に合う。日本が世界第三位の経済大国である今ならまだ間に合うんです。

 団体や企業など既得権益との繋がりのない日本維新の会だからこそ改革ができる。日本維新の会だからこそ誰にも遠慮のない日本大改革ができる。日本には改革しなければならないことはいくらでもあります。政治だってそうです。国会議員の人数だって多すぎます。行政も改革しなければいけない。デジタル化に遅れ、電通などに頼りっきりの今の中央の官庁は絶対に改革が必要です。そして、地方自治にもっともっと権限もお金も移すべきです。

 誰にも遠慮しない改革政党、改革保守。反対ばかりの野党ではなく、きちんと考え、調査し、研究し、提案していく提案型の改革政党「日本維新の会」。それが今日本に必要なんです。