街頭演説を行いました。

8月24日(月)呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

皆さんもご承知と思いますが、4~6月期のGDPが年率換算で-27.8%ということが伝えられています。街角の経済について色々な方のお話を聞くと、想像以上に今の日本の経済、静岡の経済は深刻な影響を受けています。行きつけのお店を訪ねてみても、席と席の間隔をあけたり消毒を徹底したりと努力をしているのに売り上げが戻らないとか、大変残念ながら大好きだったお店が閉店してしまっている、そういうこともあります。

一方で、新型コロナウイルスの実態はだんだん変わってきています。厚生労働省のホームページによれば、6月下旬以降、40代以下の方は1人も亡くなっていません。マスコミは新規感染者数ばかりを報じ、不安をあおっていますが、実際は重症化率も死亡率も1パーセントを切っている。3月とか4月頃の状況とはだいぶ変わってきているのです。

我々は、何が今、新型コロナの対応策として必要かを正面から見据えた議論をするべきです。

私が何より大切だと思うのは重症者に対する医療のサポートを間違いなく続けられるような施設を設けることです。大阪府や千葉など一部の地方自治体では、新型コロナ専用の臨時医療施設の工事が相当進んでいます。なぜ臨時の設備にするかと言うと、既存の病院の中に設けるよりも、臨時のほうが隔離などがしやすく、医療者も十分に二次感染の予防策がとれるからです。そしてもう一つは、誰もが熱が出たらすぐにお医者さんにかかれるよう、軽症者用の外来を整備していくことです。

今必要な対策は再度の緊急事態宣言でもなければPCR検査の拡大でもありません。軽症者も重症者もきちんと医療のサポートを受けられる、医療体制の整備こそが急がれるべきです。