街頭演説を行いました。

73日、呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

本日も、ここのところ繰り返しお話しさせていただいている社会保障制度に関する問題についてお話しさせていただきました。

 

先の国会で、年金2000万円問題が大きく報道されましたが、政治家であるならばこれは絶対に知っていたはずの問題です。

この年金2000万円問題よりも、大変なのはこれからです。

今の年金は「マクロ経済スライド方式」というやり方がとられています。このマクロ経済スライド方式というのは、その時の社会情勢に合わせて年金の支給水準の調整を行うやり方です。このため、経済が伸びていかなければ、年金の支給水準はどんどん落ちていきます。

今、平均的に、年金だけでは月5万円足りない、と言うのが2000万円問題ですが、それでも今は現役世代男性の平均収入の60%が年金として支給されています。しかし、10年後、20年後には50%以下にまで水準が引き下げられていくでしょう。皆さんは夫婦2人で現役世代の3分の1の年収で果たしてやっていけるでしょうか。

このような大きな問題についてマスコミも、与党も、野党も口を閉ざしています。そういうことを言ってしまえば人気がとれない、票が取れないからです。

しかしこれはもうずっと前からわかっていることです。

今度の参議院選挙で、野党は軒並み消費増税凍結を訴えています。しかし、今の社会保障制度を維持しようとするのであれば、消費税凍結あるいは消費税撤廃を行うことは、将来に対する無責任にほかならないのです。