街頭演説を行いました。

 5月28日 呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 フォーチュン誌というアメリカの経済誌で、世界のグローバル企業500というのを発表しています。1995年には500社中、149社が日本企業でした。ところが昨年は、日本企業はたった52社。ほぼ3分の1にまで減ってしまったのです。

 その原因は一体何でしょうか。

 私は、日本の社会に自由さないからだと思っています。

 私は企業というのはランダムウォーク、つまり、色々なことを100試してみて1つか2つうまくいくかどうか、そういうものだと思っています。しかしそのような試みを許す自由さが今の日本にあるでしょうか。

 例えば大学生が、何か革新的な試みをしようと思ってもそこには「正規雇用のルートから外れてしまう」という大きなリスクが伴います。今の日本では一度失敗したら、あるいは最初にいい企業に正社員で入れなかったら、なかなかリカバーは困難です。正規社員と非正規の差はなかなか埋まりません。教育にしてみても、今の高校生は宿題をこなすだけで精一杯。押し込められ、常に正解を求め続けなければならない。そこに自由さなどありません。

 今の日本の経済を良くする、企業の質をあげるためのひとつの方法として、今の日本の在り方から変えていくことも考えていくべきです。正社員にならなくてもいい。何歳からでもやり直しがきく社会に組み替えていくことに、もっと目を向けていくべきです。