11月11日 厚生労働委員会で質疑を行いました!

1111日(水)厚生労働委員会で質疑を行いました。

 現在、新型コロナの陽性者は再び増えつつありますが、重症者数や死亡者数は陽性者数に比して増えてはいません。また、若い方の重症化率、死亡率が低い一方、高齢者の方や基礎疾患のある方にリスクが偏在しているというのが現在の我が国の状況です。こういった状況をふまえたとき、広範な外出・移動・営業制限を行うのではなく、病院や介護施設などに焦点を絞った感染拡大対策を行うことで、経済や生活の立て直しを同時に目指していくべきである旨提言しました。

さらに、PCR検査におけるCt値についても質問を行いました。アメリカのジョンズホプキンズ大学の臨床研究では、新型コロナ感染患者から採取した検体を培養したところ、感染力のあるウイルスの検出はCt30以下の場合に集中しており、Ct値が30を超える場合にはほぼ感染力がないものであることが確認されています。現在、わが国ではPCR検査で陽性が判明すると、発症していなくても自宅待機を強いられるなどの社会的不利益を受けます。しかし、患者への不利益は最小限に抑えるべきであり、その観点から見ると、当該陽性者が感染力のある感染者なのか、感染力のない感染者なのかを判別することはとても重要です。PCR検査に加え、ウイルスの培養検査を並行して行うといった対応の検討を求めました。

このほか、今後冬に向けてインフルエンザ等の流行が予想される中、大きな課題となる発熱患者の交通整理の問題についても現在の対策について質疑を行いました。

 この質疑は衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ20201111日 厚生労働委員会)でご覧いただくことができます。お時間のあるときに是非ご覧ください。

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