1月25日 予算委員会に出席しました。

今日は、朝から予算委員会に出席。黙って聞いているだけだったが、間近でみるとまさに「百聞は一見にしかず」。国権の最高機関の中でも最高に位置する委員会での質疑に、今の日本の国政のレベルが凝縮されていた。

 

【さすが。僭越ながら見直しました】

①やはり菅総理は偉い。緊急事態宣言、「人の行動を制限するから」とギリギリまで発令を見合わせた事情を吐露。コロナだけがすべて、と言わんばかりのマスコミ報道や野党の攻撃、そして支持率低下傾向を前にして、なかなか出来ることではない。

本当に国民のことを考えているのは誰か、がはっきりした。

②このところ、答弁にメリハリがないとか言われるのを気にして、先週末の代表質問への答弁には声を張り上げておられた。その無理がたたってか、今日はかすれ声、席を立つのも大儀そう。野党議員から、体調はと問われて「ただ喉が痛くて声がかすれているだけ」と誠実にお答えに。くれぐれも無理をなされないように。急性喉頭蓋炎にでもおなりになったら大変ですから。

 

【やっぱり変】

①某党議員のある方は、相も変わらず大声張り上げて、まるでつるし上げ。一国の首相への敬意も見られず、つまらないことにも総理の認識を問う、とか言って、閣僚で十二分の些末時にいちいち首相への答弁を求めていた。

そして、総理が誠実にお答えになっているのに、一部の議員たちは仲間とヘラヘラ笑いながら揶揄してヤジ。

口ではコロナの前に与党も野党もない、とか言いながら、世界でもっとも感染被害が少ない日本の状況を見て見ぬふり。今の惨状は総理のせいとの一転張り。アメリカは?イギリスは?ドイツは?フランスは?どこに目をつけているのだろう。

②GoToや緊急事態宣言が遅れたのが今の感染拡大招いたと責め付けながら、つい「冬になれば拡大するのわかっていた」とポロリ。そこでしょう!東京も全国もほぼ緊急事態宣言時がピーク。陽性者数はその前の感染状況を表しているのだから、緊急事態宣言が抑えたとは言い難い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【まともな方はまとも】

そんな中、さすが長妻さんはよくわかっていた。私も前から申し上げていた、医療機関の相互協力による分担や、国立大学・国立病院をもっとコロナに活用、都道府県の垣根を越えた広域連携など、医療側のキャパ拡大について的確な質問をされていた。

 

【トンチンカンな人はトンチンカン】

一方である方は、総理が「直接日本医師会会長や病院協会長に、直接呼びかけて受け入れ1600床病床数を拡大させました」との答弁に対して、ベッドだけ増やしても医療従事者がいなければ何もならない、と超とんちんかんな批判。ベッドだけ増やして病床数拡大させた、なんて○○みたいなことを菅さんは言ってません。

 

【田村大臣、人の言うことを少しは聞いてください】

今日、総理が責め立てられていたことは、私が夏前から言ってたことを実行してくれてたら、一言も言われていなかったであろうこと。もちろん、責め立てていた当の野党の方々も一言も言ってなかったことですが(言っておられたのはPCR検査拡大だけでした)。何を申し上げていたかと言えば、

 

・今後拡大はあり得るので、ドイツみたいに今後に備えてコロナ病床増やしておいてください。

・フランスやイタリアをドイツが助けたように、広域連携の仕組み作ってください(長妻さんの同じ問いかけに「いきなりやっても混乱生むだけなので次のパンデミックには備えます」ってどれだけ悠長か!)

・スウェーデンみたいに緊急時には病院間で連携して、A病院はコロナに専門化して、A病院の患者はB病院、C病院が引き受ける

・国立大学附属病院、国立病院でもっとコロナ患者を受け入れましょう

・治療ノウハウをもっと積極的に指導して、重症化を防ぎましょう。

 

【感想】

やっぱり、日本は不思議な国です。テレビ中継も入った予算委員会という極め付けの表舞台で、柄の悪い態度で正義の仮面をかぶった方たちがやりたい放題。普通に生きる人たちの暮らしを守ろうと一生懸命の総理をまるで見識がないかのように責め立てて、それがさも正義かのように報じられるのですから。