選択的夫婦別姓についての勉強会に出席しました。

 5月29日(水) 選択的夫婦別姓について考える超党派の勉強会に出席しました。

 私の法律事務所でも10年ほど使わせていただいているグループウェアを開発されたサイボウズの青野慶久社長がおいでになり、民法改正ではなく、戸籍法の改正で、夫婦同姓の原則を曲げることなく夫婦別姓を実現しようという提案をなされました。

 簡単にご説明すると、婚姻時に夫か妻の氏を選択することと、選択する氏で一つの戸籍を作るという大原則は変わりません。ただし、戸籍上の届出の際、どちらかが旧姓の使用を希望する場合にはその旨付記し、同じ戸籍内でも別姓が記載されるというものです。

 外国人と結婚された方はこのやり方が一般的ですし、日本人同士の婚姻の場合でも、離婚時には同様に氏の選択が可能となっています。

 本来的には民法改正が男女平等の見地からは望ましいと思いますが、現に通称として旧姓を使用されている方も増えている現状を考えれば、過渡的に、まずは抵抗の少ないこの方法をとることも方法のひとつだと感じました。