袴田巌死刑囚救援議員連盟の勉強会に参加しました

 半世紀前、1966年に静岡県清水市(現・静岡市清水区)で起きた「袴田事件」は、警察による自白強要・証拠ねつ造などが強く疑われている戦後の著名な冤罪事件の一つです。
 犯人とされた袴田巌さんは、1980年最高裁で死刑が確定しましたが、2014年3月、第2次再審請求で静岡地裁が再審を認め、約48年ぶりに釈放されました。
 長らく問われ続けてきた日本の刑事司法の問題点を集約したようなこの袴田事件を問い直し、自白強要・無罪を訴え続けてきた袴田さんの無罪を勝ち取り、立法府の立場で問題ある法律や制度を改めていこうとする議員連盟の勉強会が開催されました。弁護団事務局長から、改めての事件概要・経過報告、今年6月東京高裁による再審開始決定取り消し決定を受け行った最高裁特別抗告取組状況さらには今後の方針などについての丁寧な説明を受け、その後、出席議員からの質疑応答・意見表明が行われました。
 青山まさゆきは、人権問題に取り組む地元弁護士の一人として、ながらく関心を持ち続け側面援助も惜しんでこなかったことも紹介し、さらに今後は立法府の一員として、積極的に救援活動・法制度の改正に取り組んでいく決意を表明しました。