街頭演説を行いました!

本日10月23日(土)の青山まさゆきの街頭演説から、一部を抜粋して掲載します。

 

 私たち日本維新の会には、他の政党にはない特色があります。それは何か。企業や団体からの献金を一切受け取っていないことです。なぜ受け取らないのか。受け取れば当然、それらの企業、団体、労働組合などに恩ができてしまいます。つまり既得権益との繋がりができてしまう。誰しも自分が支援を受けているところには物が言えません。だから今の与党や有力野党は、本当の意味での改革ができないわけです。

 例えば自民党は、戦後、一生懸命日本を引っ張ってきてくれました。しかし今、改革に対する意欲は全くありません。岸田総理の所信表明演説の中でも改革という言葉はなかった。つまり、今の既得権益だけを大事にする政治を今後も進めていくということです。有力野党にしても同じです。「連合」という大企業の労働組合をバックに持っているがゆえに、労働改革などの様々な改革を進めることができない。

 

 これが続いていったとき、私が危惧するのは、子どもたちの未来、若い人たちの未来がちっとも輝いてこないということです。

 今度の選挙でもそれがより加速しようとしています。わが日本維新の会以外の多くの党はバラマキ合戦です。10万円給付する、20万円給付するといっている。でも一体そのお金はどこから出てくるのか。これは全部国債という名の借金で賄われることになります。そして、国債は法律で、60年払いで返すと定められている。そうやってたまっている借金が今や1000兆円です。

 今、皆さんにお金をばらまけば、そのお金は今の10代、20代の子どもたちや若者たちが70歳80歳になるまで背負い続けなければいけない。今、選挙目当てにおいしいことを言うツケは全て、子どもたちや若い世代が払っていくことになるわけです。

 私はこういう古臭いやり方、こういう利益誘導的なやり方は絶対に改める必要があると考えています。そうしなければ政治によって若い人の未来を閉ざしてしまうからです。

 そんなことよりも徹底した行財政改革、税制改革、お金持ちが優遇されすぎている今の構造を改革していって、それによって未来への投資をすべきだと思っています。

 

 未来への投資の一番に挙がるのは教育の無償化です。

 今、子供たちがお金がないということで、大学、大学院、専門学校、果ては高校まであきらめざるをえないケースが出てきている。あるいは何とかがんばって奨学金を借りて卒業しても、その肩にはずっしりと奨学金あるいは教育ローンという借金が最初のスタートのところから乗っかってしまっている。こんな社会ではだめです。

 まずは高等教育と幼保教育を無償化する。高等教育を無償化して意欲ある若者、能力のある若者が、お金のことを気にせずに、存分に自分の未来に向けて勉強ができるようにする。そして1人だけでなく2人3人と子どもを持ちやすくするために幼保教育を無償化する。そうやって子供がどんどん増えていく。

 

 そういう明るい好循環が生まれてくれば日本の未来は広がっていきます。若い人たちを大事にしなければ、若い人たちが輝かなければ、日本の未来が輝くはずもありません。若い人たちが能力を伸ばし、日本の経済をどんどん活性化させる。そうすれば社会保障の問題だって消えていきます。私たち中高年齢者もやがて高齢者になり社会保障の恩恵を受けます。その支え手がいなければ、あるいはその支え手に元気がなければ、当然社会保障だってしりすぼみになっていく。だからこそ若い世代を大切にしなければいけないんです。