街頭演説を行いました【若い皆さんこそ政治に興味を】

 11月22日(木)安倍川駅駅頭をお借りして街頭演説を行いました。
 この日は若い方達がたくさん足を止め、後援会会報誌を受け取ってくださいました。1人でも多くの皆さん、特に若い方達に政治に興味を持っていただくことは、今の政治から、皆さんの方を向いた政治に変えていくための第一歩になると思っています。そのためにも、青山まさゆきは今の国会、国政について発信を続けていきます。

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 若い皆さんに特に大きな影響を与えるのは、これから社会保障の重荷がどんどん増えていくということです。そして、それにつれて消費税もどんどんあげられようとしていることです。
 この原因として、今の財政が、毎年不足する20~40兆円という予算を、全て国債という借金で賄っているということがあります。そしてその借金が今なんと999兆円にまで膨らんでいます。今の国債はその多くが20~30年という長期国債です。ですから20~30年後に返さなければならない。つまりこれを返すのは20~30年後の皆さん方ということになります。20~30年後にどうやって返すのか。これに関して、自民党の「税調」という将来の税金を決めている機関では、消費税を20%以上にまで上げようという議論が始まろうとしています。皆さんが知らない内に世の中はどんどん変わろうとしているのです。
 今、国会では、入管法の改正という形で、5年間で30万人もの外国人の方を、永住権を得られる形で受け入れようという議論がされています。あるいは漁業権について、今まで漁業を営んできた方達以外の企業も参入できるようにしようとしている。社会保障も、支給年齢を70歳まで引き上げる、高齢者でも働き続ける社会というものを実現しようとしています。
 私は、今国会で、こういう極めて重要なことが話し合われていることを、皆さんにきちんとお伝えしなければいけないと思っています。そして今の国会がそういう本当に大事なことに対して、きちんとした議論が行われていないことについて、皆さんにきちんとお伝えしなければならないと思っています。今、国会が空洞化してしまっています。圧倒的な議席を持っている政府与党と野党の力の差が広がっていることもありますが、野党がとれる戦術は委員長や大臣の解任決議を乱発するだけというのが残念ながら今の国会のむなしさを表しています。

 間もなく消費税が8%から10%に引き上げられます。これだけでも大きな負担増です。この消費税の上限を30%にしようか20%にしようかというとんでもない議論が始まろうとしています。なぜこういう議論が始まろうとしているかといえば、毎年20~40兆円もお金が足りないのに、使いたい放題を続けているという今のだらしない財政の在り方があるからです。大盤振る舞いのような今のやり方を続けて行けば、皆さんの将来、とくに若い方の将来に大きな影を落とすことになります。999兆円にものぼる国の借金を返していくのは未来の私達です。そしてより長く返し続けていくのは今の若い皆さんです。日本の財産がここまで追い詰められているのに、政府はそれについて国民にまったく説明せず「アベノミクスのおかげで景気は良くなっている」と言っています。しかし、実際の数字を見ると景気は全く横ばいです。いつまでたっても財政は黒字化していません。日本の借金は増える一方です。
 ぜひ皆さん、このことに関心を持ってください。皆さんの将来に消費税20~30%という大きな負担がのしかかろうとしているのです。消費税30%の世界を想像してみてください。500円の食品を買ったら650円払わなければならない。1000万円の家を買ったら1300万円払わなければならない。これが今こっそりと行われようとしている野放図な財政の行き着く先です。そしてそのツケを払うのは若い皆さん方です。
 今、若い方達の投票率は低いです。だから、若い皆さんに負担をかける政策が平気でおこなわれていきます。政治というのは残酷です。自分に関心があり投票をしてくれる、あるいは献金をしてくれる大企業には優しい政策がとられる。しかし、将来重荷を負うことになる若い方達の将来を見据えた政策はほとんど行われていません。今、若い皆さんが政治に関心を持たなければ、「今さえよければそれでいい」「今さえ選挙に勝てればそれでいい」というだらしない政治が続いて行くことになります。このままでは若い皆さんの未来が損なわれてしまいます。皆さんにはぜひ政治に関心を持っていただきたいと思います。そうすれば政治も皆さんに関心をむけます。今のようにやりたい放題の政治ではなくなります。