街頭演説を行いました。

9月3日(金)本日は静岡駅北口にて街頭演説を行いました。

 

  ここのところ、新型コロナの第5波も落ち着きを見せてきました。東京は明らかにピークアウトしていますし、ここ静岡でも、そして日本全体でもピークアウトしています。

 しかし、マスコミはそんなことお構いなし。先日まで「新規陽性者が過去最高」と報じていたかと思えば、今日は「重症者数が過去最高」。昨日は、減るはずのない累計陽性者数を「過去最高」と報じていました。このようにマスコミは「良いニュースは伝えない」という方針を頑ななまでに貫いています。

 

 そして、それに華を添えているのがワイドショーなどに出てくる感染症のお医者さん達。彼らは「感染症を治すお医者さん」であって、「どうやったら感染症を社会から減らすことができるのか」についての専門的知識を持っているわけではありません。彼らはインフルエンザをはじめとする呼吸器感染症を撲滅した経験などないのです。

 分科会の尾身会長にしても、かつて日本に新型インフルエンザが入ってきかけの頃にそれを防いだという風なことになっていますが、実はその翌年から、このインフルエンザは普通のインフルエンザとして日本中にまん延していった。つまり、彼は何も防いだ実績はない。

 それなのにいつまでも、古臭い、19世紀流の「人流を抑制する」というやり方にこだわって、緊急事態宣言だのまん延防止措置だのを乱発している。しかしそれらの対策が何の意味もないことは、世界的にも、そして今年の1月から緊急事態宣言とまん延防止措置を出しっぱなしの東京都で全く感染を抑制できなかったことでも、明らかに証明されているのです。

 

 ワクチン接種が進んでいるイスラエルでもイギリスでも、今、新規陽性者数が増えています。新型コロナを抑え込むことは不可能ということが、もうはっきりしてきている。しかしこれは落ち着いて考えて見れば当たり前です。インフルエンザは毎年何千万本ものワクチン接種が行われていますが、インフルエンザの流行を抑制できたためしはありません。新型コロナだって同じことです。

 

 そうであるならば、人流の抑制などという無駄なことは一刻も早くやめるべきです。今の政策を続けて行けば、飲食店や小売り店はどんどんつぶれていってしまう。そうなればそこでアルバイトをしていた学生さんや、パートで働いていた子育て中の主婦の方などの働く場所も失われる。弱い者がより困るような政策でしかないからです。

 

 それよりも、まずやるべきは医療体制を拡充すること。自宅療養をしていて具合が悪くなったらすぐにお医者さんにかかれる体制を整えること。そして、高齢者施設や慢性期病院などで頻繁に抗原検査などを行い、クラスターの発生を防ぐこと。

 そういった、地道な、しかし確実な対策こそ、進めていくべきなのです。