街頭演説を行いました。

 9月2日(木)本日は、朝は静岡駅地下道、昼は東急スクエアの一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

 私は今、世の中が若い世代に負担をかけすぎていること、若い世代の未来が明るいものではなくなる方向の政策ばかりがとられていることについて、非常に申し訳なく、残念な思いをしています。

 

 コロナ騒動以前から、日本には1000兆円近い超巨大な国債の赤字残高がありました。新型コロナ対策のため、昨年だけでこれにさらに100兆円以上もの赤字国債が積み増されてしまった。これを、今の若者たちは、これから60年かけて返していかなければならない。日本ではそういう風に法律で決まっているからです。

 

 そして今の新型コロナ対策も、そのしわよせは若い世代に最も多くかかっています。授業はオンラインになり、子ども達は体育の授業中さえもマスクをつけさせられる。部活でも個人練習しかできず、修学旅行にも行けない。しかし、これらの対策は子ども達のためというよりはむしろ、もしクラスターでも発生すれば管理者が責任を問われるから「やっているふり」をしているだけ。そういう大人たち、あるいは、今の社会の実権を握っている高齢者、そういう人達の都合で、若い世代に大変な負担をかけ続けているというのが今のコロナ対策の実情です。

 

 10代、20代。普通であれば人生で最も楽しく輝いている時期です。友達と遊んだり、飲み会をやったり、旅行に行ったり。私自身をふりかえってみても、一番楽しい時期でした。そういう機会を根こそぎ奪っているのが、今のわが国の新型コロナ対策です。

 若者たちに外出自粛を求める状況が続いているので、結婚するカップルも大幅に減少しています。そして、出生数も、これまで年間約85万人だったのが、さらにここから1割=約85000人も減ってしまっている。

 今の若者たちは、今増え続けている高齢者を支え続け、生涯にわたって我々世代が作った借金を返し続け、そしていざ自分が高齢となったときには、彼らを支えてくれる更に若い世代が減っている。

 コロナにばかり注目して社会を抑制するような対策を続けているがために、今、日本の若者の未来を大きく損なうような事態に陥ってしまっているのです。

 

 若い世代に負担をかけ続けるような政策はもうやめにすべきです。効果があるのかないのかわからない行動制限などではなく、効果があることがはっきりしている医療体制の拡充という、本当に意味のある、実効性のある対策を進めていくことが今政治が行うべきことです。

 

 しかし残念ながら、今の政治は、投票率が高くて人数も多い高齢者世代の方ばかり向いています。投票率が低い10代、20代の若い世代を向いた政策を誰も考えていない。

 この不正義は、皆さんと一緒に、私たち皆で変えていかなければなりません。