街頭演説を行いました。

 8月31日(火)早いもので8月も今日で終わりですね。

 8月最終日の今日は、御幸町交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

 

 本来、報道機関は新型コロナに関する悪いニュースだけでなく、良いニュースも伝えるべきです。しかし、コロナが軽症化し、致死率も0.10.2%とインフルエンザ並みに低下しているのに、マスコミはそういう歓迎すべき変化は一切報じません。

 新型コロナの恐怖を煽るようなニュースしか伝えない今のようなマスコミの報じ方は、私は大いに問題があると思っています。

 それはなぜか。

 

 このやり方を続けて行くと皆さんの目が曇ります。世論の目が曇ってしまう。そうなれば当然、世論に敏感な政治家たちの目も曇ります。そして、すでに必要がないような対策や、効果が見られない対策も、世論やマスコミを意識して続けて行くことになるからです。

 

 例えば緊急事態宣言やまん延防止措置。

 今、コロナの新規陽性者が世界中で増えていますが、これはデルタ株が軽症化し、それに伴って感染が拡大しているためです。これは日本だけでなく世界中で同じような状況になっています。

 そんな中イギリスでは、7月19日にマスクを含む全ての規制を撤廃しました。そうしたところ、1日約5万人いた新規陽性者が一時2万人まで減り、今も3万人ほどで推移しています。このように、緊急事態宣言的な対策はほとんど効果がないということが、世界でも実証されているわけです。

 それなのに、日本では国民に我慢を強いるだけのこの無駄な対策をやめず、政府分科会の尾身会長などは「人流が抑制されないから悪いのだ」という言い方に代わった。世界中で見られているデルタ株による感染増を「人流が抑制されないためだ」とほぼ嘘に近いような誤魔化しの評価をしているのです。

 

 しかし、それをわかっていても、やらなければ政治や行政の怠慢だと思われる。だから効果がないことは目をつぶり、新しい事実も見て見ぬふりをし、人流だのなんだのという古い対策にとらわれている。これが今の日本の姿です。

 

 世の中は日進月歩。新しい事実に対し、それに合わせて対策を変化させていくことが必要です。それこそが適切な政策であり、政治や行政に求められていることです。

 効果があまり見込めない古い手法にとらわれるのではなく、現状にふさわしいやり方に変えていく。大阪府、あるいは愛媛県で行われているように、コロナ患者の受入れ体制を拡充していくこと、受入れ拒否をなくしていくこと。自宅に一人で放っておかれるのではなく、具合が悪ければお医者さんにかかれるという当たり前の医療をきちんと取り戻していくこと。

 

 こういった医療の改革こそ、政治あるいは行政が一番に取り組むべき課題なのです。