街頭演説を行いました。

 827日(金)本日は、静岡駅地下道の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 飛沫の飛散防止のために、いつもの場所から少し移動し、開けた場所で行いました。

 

 

 新型コロナについて、マスコミが報じていない事実があります。それは、致死率がこれまでよりも一桁下がってきているということ。厚労省はこの事実を今まで明らかにしていませんでしたが、私が厚生労働委員会の質疑においてデータの公表を求めたところ、一昨日、厚生労働委員会の理事会でデータが開示されました。このデータによれば、1~3月ごろに2~3%くらいだった致死率が、デルタ株が全国的にまん延するようになった7月は0.1%まで下がってきています。この致死率はインフルエンザと同じくらいです。

 

 コロナの致死率が大幅に低下し、普通の感染症のようなものに変容しているのですから、対策もそれをふまえたものに変えていくことが必要です。「軽症化を伴う感染拡大に対応する社会づくり」それこそが今必要な対策です。そのためにとるべき方法はひとつ。ゼロコロナなどという夢物語を追うのはやめ、緊急事態宣言でむりやり社会に負担をかけるのもやめて、医療体制を拡大することです。

 

 この静岡県の医師会は全国でも進んだ取り組みをしていますが、日本医師会は新型コロナを開業医の方達が診察することに反対しています。「ほかにも診るべき患者がいる」それはそのとおりでしょう。しかしこの国難とも言うべき時、飲食店などは、クラスター調査ではわずか23%を占めるにすぎないのに、休業要請や酒類の提供自粛といった制約を受けています。やはり医療の側においても、前向きに、現状に見合った体制を組んでいくこともやむを得ないのではないでしょうか。

 

 ニュースやワイドショーでは自宅療養が悪いかのような報道をしていますが、問題なのは自宅療養ではありません。自宅療養の方に医療の手が届かないことが問題なのです。

 皆さんは必要もないのに入院したいと思うでしょうか。ビジネスホテルの狭い一室に缶詰めになりたいでしょうか。朝からハンバーグ弁当とか唐揚げ弁当を食べさせられるような生活をしたいでしょうか。普通であれば自宅でゆっくり過ごしたいのではないでしょうか。具合が悪くならなければそのまま自宅で過ごしていればいい。パソコンだってテレビだって、ゲーム機だって自宅にはあります。そして静岡でも行政が動き出していますが、自宅療養のための買い物などの生活支援を行政がきちんとしていく。そして具合が悪くなったら、お医者さんに行って診察してもらう。必要があれば入院する。これこそが当たり前の在り方です。こういう体制を整えることこそ今の日本には必要なことなのです。

 

 医療体制の拡充の必要性について、私は国会の場でも、街頭でも、SNSなどでもずっと訴えてきました。ようやく今、大阪府と愛媛県ではそれが実現しています。静岡県でも私が信頼する臨床医の方が県によびかけてくださっている。県も動き始めているようです。

 国民がコロナに感染しても安心していられるような医療体制、支援体制を整えること。

 それが今、国がやるべきことなのです。