街頭演説を行いました。

12月18日(金)呉服町スクランブルの一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

目下、日本の最大の課題は新型コロナウイルスの問題です。

私も厚生労働委員会の委員として、閉会後もこの問題に取り組んでいます。

マスコミは、新規陽性者数だけを取り上げて大騒ぎを続けていますが、月を経るごとに死亡者、重症者の割合が格段に減ってきているという事実を皆さんはご存知でしょうか。

東京都が発表しているデータでは、つい数か月前までと違って、70代女性の死亡率は0.%にまで低下しています。全年代を通しても、死亡割合は陽性者の0.%程度、亡くなられた方の平均年齢は78歳、しかもその内3~5割の方が病院や施設などに入所されていた方々です。つまり、普通に元気に歩いていらっしゃるような方々が新型コロナによって死亡する確率はほぼないというのが今の新型コロナウイルスの姿なのです。

一方で今の日本を支えているのがサービス産業です。労働者人口の22%はサービス業に従事しています。今、そういう方々の息の根を止めんばかりに、外食の自粛や忘年会の自粛といったことが求められています。

私は新型コロナを軽視しろと言っているのではありません。けれども皆さんにはこの感染症の実態を正しく把握していただきたい。そして外食産業、サービス産業、あるいは我々の生活を大きく犠牲にしてまで、今のような大騒ぎを続けなければいけないような疾病なのかよく考えてみていただきたいと思っています。

 

私は過度な自粛などを求めずとも工夫次第で方法はあると思っています。

そのひとつは医療のシステム自体を強靭化することです。この新型コロナパンデミックにおいて、日本は欧米に比べて新規感染者数、重症者数、死亡者数ともに圧倒的に少ない。にも関わらず医療崩壊の危機が叫ばれています。

フランスなどは1日に8万8000人も陽性者が出た日さえありますが医療は崩壊していません。なぜでしょうか。それは病院の間で助け合いが行われているからです。昨日までは耳鼻科医だった人も感染症医の指導を受けて手伝いをする。例えば東京の病院が一杯になったら神奈川の病院が受け入れる。こういう当たり前のことを日本ではしていないのです。まるで都道府県の間に巨大な壁でもあって病人を移送することができないようなやり方をしている。

日本はあまりにも工夫がない。そしてその工夫がないことのしわ寄せが全て普通の国民にきているのです。