街頭演説を行いました。

923日(水) 呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

菅新内閣が発足しました。

皆さんはどう評価されているでしょうか。

私はもともと、是々非々の立場で政治に関して取り組んできました。どの政党が推進するものであっても良いものは良い、悪いものは悪い、と考えています。安倍内閣のときもそうでしたが、批判すべき政策はもちろん批判する。しかし推進したほうがいい政策については同感であると述べてきました。

私は、菅総理が掲げた「自助、共助、公助」という言葉について、強く共感しています。

そして、縦割り行政、前例主義、そして何よりも既得権益との戦い。これは日本にとって最も大事なところです。

私は半年ほど前に、日本維新の会の院内会派に加えさせていただきました。維新の会では会議などで政策の議論をする際、新参者の私が多く発言をしても誰も文句を言いません。文句を言わないどころか「議論が充実した」と声をかけていただける。本当に身に余る光栄ですし、大変にほっとしました。今の世の中に、新参者が大手を振って議論をして喜ぶ組織がどれほどあるでしょうか。今の日本の世の中は、上の者のいう事を下は黙って聞いていろ、新米など黙っていろというところがほとんどではないでしょうか。

しかしそんな中から新しい力は生まれません。

戦後日本が世界第三位の経済大国にまでのぼりつめることができたのは、既得権益が打ち払われたからです。財閥が解体し、新しい企業が芽を伸ばせた。そして焼け野原の中、私達の父母、祖父母らが必死に努力をした。そうやって新しい力が一斉に伸びていったのです。

ふりかえって今の日本はどうでしょう。何事にも巨大な壁が立ちはだかっています。大手企業が支配し、なかなか新規参入が難しい。このままの状態が続いていけば、私達は皆で貧しくなっていってしまう。ガラパゴス的な甘えた社会の既得権益、縦割り行政、前例主義にどっぷりつかってしまった今のままの日本では、これからも世界の競争に負け続けるでしょう。

我々がもう一度やり直すためには、今の日本を一から打ち壊す、それくらいの覚悟で臨まなければなりません。そして私達が自由に努力をし、創造性を発揮し、世界に打って出る。しかし万が一失敗したときには仲間が助けてくれる、そして最後は国がセーフティネットを広げていてくれる。私はこの姿が当然だと思いますし、逆に公助が最後に控えていることが何よりも大切だと思っています。

ですから私は、菅総理の発言は、まさに正鵠を得たものだと思っています。