街頭演説を行いました。

1月29日 

 本日は、アピタ静岡店前、小黒2丁目交差点、日之出町交差点の3か所で街頭演説を行いました。

 

 今開催されている第201回通常国会において、野党は桜を見る会を中心に安倍首相の責任を追及しています。国の予算を使って、自分を応援してくれる人を大量にもてなす。これはいくらなんでもやりすぎです。政治の私物化、国家予算の私物化にほかなりません。さらには、これに関する行政文書を違法に破棄してしまっている。これもやはり先進国の民主主義国家としては非常に情けない。公文書というのは国の在り方が適正かどうかを検証するための重要な証拠書類です。これを官僚が身勝手に破棄してしまっては国というものは成り立っていきません。このようなことについて野党がきちんと追及する、それは正当であると思います。

 問題はこれ「ばかり」では困る、ということです。むしろ、それと同様に力を込めて議論すべきことがほかにもある。私はそう考えています。

 それは社会保障費の問題です。来年度の予算案では、35兆円ものお金が社会保障費に充てられています。これは予算全体の約35%にも上り、今年度より5%も増えています。予算の費目の中で伸びているのは社会保障費だけです。防衛費や公共投資、教育関係費などを含め、その他の予算はほとんど増えていません。増えていないどころかほとんどの費目は減少しています。

 日本は2050年に向けてここからまだまだ少子高齢化が進展していきます。そういう大変な世の中をどうやって乗り越えていくのか。今のように困ったときには手を差し伸べてくれる先進国らしい日本の社会保障の在り方をどうやって将来の世代に受け継いでいくのか。この大切な問題について、残念ながら与野党ともに議論しようとしていません。

 やり方は3つしかありません。今の自民党のように、なし崩し的に、徐々に社会保障を切り下げ、あるいは税金を徐々に切り上げていく。もう一つは、ゴールを定めた上で所得税も法人税も上げるものは上げる。消費税も15%くらいまで上げる。そうすることで借金をこれ以上積み重ねることなく、なおかつ社会保障は万全と言わしめるような健全な国家予算を形作っていく。そして最後の選択肢は社会保障などに必要な財源を国債に覆いかぶせて、あとは野となれ山となれと、破れかぶれの予算を組んでいく。この3つしかないのです。

 今後の日本をどのように形作っていくのか。私達自身、そして子供たちが高齢化したときに安心して暮らせる社会を、現実を見据えた上でどうやって作っていくのか。そのことを私達は議論しなければなりませんし、野党各党もそこから逃げてはいけません。今の日本の政治の課題、それはとりもなおさず私達の未来の課題です。今後30年かけて何をしていくか。骨太の議論を行うべきです。

 

アピタ静岡店前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小黒2丁目交差点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日之出町交差点