街頭演説を行いました。

1016日 呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

ラグビーワールドカップが開催されています。「静岡の衝撃」と呼ばれるアイルランド戦での勝利、そして甚大な被害をもたらした台風19号の直後に行われたスコットランド戦でも劇的な勝利をおさめ、日本チームは一次リーグを全勝で制し、史上初めてベスト8入りを果たしました。

皆さんもご存知のとおり、ラグビー日本代表チームには多くの外国出身の選手がいます。彼らは日本という国を選び、代表資格取得条件をクリアし、今、日本代表として懸命に戦っています。日本の躍進は、そういう協調のもとに成し遂げられたことです。

これと同じことは日本という国にも当てはまります。先の国会では入管法が改正され、日本に多くの外国人労働者を受け入れていくことがきまりました。少子高齢化に伴う社会保障費の増大、そして労働力不足。残念ながら日本人だけでは今の日本という国の形を維持することは困難になってきています。この入管法の改正は、実質的な移民受入れ法案です。本来であれば、「入管法の改正」などという小手先のやり方ではなく、その真の目的をきちんと国民に訴え、日本の国家デザインをどうするのかについて正面から議論して行うべきだったと私は思います。しかし、こういうことをきちんとやっていないがために、今、外国人労働者を事実上排斥するようなことを言う政党も出てきています。

正々堂々とした議論が与野党の間で行われない今の政治の在り方は、日本がこれから迎える困難を見たときに大変なマイナスになると私は思います。