街頭演説を行いました。

1010日 呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

台風19号が近づいています。大型で非常に強いこの台風が12日にはここ静岡を直撃するとも言われています。どうか皆さん、十分に水や食料などの備えをし、早め早めの避難を心がけるなど、皆さん自身、そして大切な方々の生命を守るために最善を尽くしていただきたいと思います。

 

皆さんお気づきのようにここ数年、夏はどんどん熱くなり、冬は暖かくなってきています。地球温暖化によると言われるこの気候変動は、一気に進んだのではなく、10年20年前から言われていたことがだんだん現実になってきているのです。

人口もこれと同じです。あらゆる未来予測の中で最も的確に当たると言われているのが人口予測です。人口が増えたり減ったりするのは大きな傾向としてちょっとやそっとでは変わりません。今から30年後の2050年、日本の人口は今よりも3000万人ほど減り、9000万人台に落ち込んでいきます。そして高齢者の割合が今の3割から4割に増え、働き盛りの割合が今の6割から5割に減っていく。

安倍総理の所信表明演説では、人口減少と高齢化について、日本にとって大きなチャレンジだとは言いましたが、だからどうするという話はありませんでした。そして野党の側は非常に細かい問題については色々と指摘はしたものの、人口減少とともに進む経済縮小、高齢化が進むことによって社会保障にますますお金がかかるようになる、これをどうやって賄っていくのかということについて政府に論戦を挑んだ党は一つもありませんでした。

日本全体の人口は今、徐々に不利な方向に動いています。その厳しい時代に向けて、我々は今この「不都合な真実」を正面から見据え、様々な社会制度をそれに適合するように変えていかなければなりません。