街頭演説を行いました。

 822日、呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

 今、日韓関係が悪化しています。

 国内問題がうまくいかないとき、国外問題に国民の目を向けさせて誤魔化すというのは、ポピュリズム的政治の常套手段です。トランプ大統領もよくやっています。日本と韓国の政治家たちが今やっているのもこれです。

 一方で例えばドイツに目を向ければどうでしょうか。ドイツはEUの中でも突出して難民を受け入れてきました。国内でこれに反対する勢力がいくら出てもメルケル首相は頑として首を縦にふりませんでした。

 戦後74年。ドイツは今、第二次世界大戦時の敵対国やかつての占領国とも友好関係を築いています。一方で日本は、韓国や中国などの周辺国から反省がないと言われ、苦情を言われる。尊敬を勝ち得ているとは言えません。

 どうしてここまでドイツと日本の間に差が広がってしまったのか。私は、政治的な貧困がその差を生んでいるのではないかと思えてならないのです。国民に美味しいことだけを言う、あるいは、都合の悪い問題から目を反らそうとする。それが成熟した政治であるとは私には思えません。

 政治家は不都合な真実も含めて国民にきちんと情報を開示し、国民は合理的な政策が行われているかどうかについて、きちんと監視し議論する。そういう成熟した民主主義国家に、我が国はそろそろ変わるべきなのではないでしょうか。