街頭演説を行いました。

  6月26日 静岡駅北口の一角をお借りして街頭演説を行いました。

  今年の101兆円の国家予算の内、約34兆円、つまり約3分の1が社会保障費に充てられています。医療や年金など、暮らしに欠かせないものを賄っているのが社会保障費です。

 この社会保障費の3分の1は医療に関係する予算です。高齢者の皆さんが安心して医療を安く受けられているのも、あるいは我々が医療費の3割以上を自己負担しなくてすんでいるのも、高額医療を受けたときに一定額以上の免除を受けられるのも、優れた医療制度が日本にあるからです。

 一方で、15~44才という中核世代の方の医療費は年間12~13万円くらいですが、75歳以上の方の年間医療費は約90万円。少子高齢化が進む今、医療費の支払いは今後もどんどん増えていきます。

 今の日本の優れた医療制度を維持しようとするならば、財政の問題は避けて通れません。

 今、参議院議員選挙を控え、ほとんどの野党が消費増税凍結を訴えています。中には消費税撤廃まで主張する政党もあります。

 しかし、日本の財政が破綻すれば、私たちの暮らしを支えている社会保障制度を維持することなど到底できません。余分な防衛費や道路建設を見直したり、株式への配当課税などを再検討する必要はもちろんありますが、今の日本の優れたシステムを維持していくためには、私たち国民自身も、消費税増税を受け入れ、皆で日本という共同体を支えていくのだという覚悟を持つことが必要なのではないでしょうか。