街頭演説を行いました。

6月19日 静岡駅北口の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

年金の水準は、少子高齢化が進むにつれて徐々に切り下げられてきています。

ピークの時には現役世代の手取りの約7割程度の年金が支払われていました。この時には1人の年金受給者を5人くらいで支えていたので7割という高い水準が確保できていました。これがだんだん減ってきて今が6割くらい。今の制度のままでいくと、将来的には4割を切るとも言われています。

厚生労働省の家計調査では、あくまでも平均値ではあるものの、年金を受給しているご夫婦の平均受給額は20万円とされています。平均的に、それよりも1か月に5万円多く使っているので、90歳まで生きていると2000万円ほどの預金を切り崩すことになりますよ、というのが今回の2000万円問題です。実際に2000万円が必要である、という話とはちょっと違うのです。

しかし、このままでいけば、今6割でも5万円不足するという人が多い中で、将来的にこれが5割になり、4割を切ったら、やはり年金だけでは暮らしていけない。どうしても死ぬまで働かなければならないということになる。

このような、将来の本当の見通しこそ、政府や政治家、政党はきちんと皆さんに告げるべきです。

金融庁が皆さんに、できるだけ若いうちから貯蓄をしましょうと呼びかけたことは、全く間違いではないのです。真実を国民にきちんと告げた金融庁を袋叩きにするような今の政治の姿勢のほうに、私は違和感を感じます。