街頭演説を行いました。

 106日(水)本日は昼と夕方に、東急スクエアの一角をお借りして街頭演説を行いました。夕方の街頭演説には、支援者の方が、旗持ちのお手伝いに駆けつけてくださいました。ありがとうございました!

  

 実は、新型コロナは飛沫感染ではなく、エアロゾル感染、マイクロ飛沫感染、呼び方は色々ですが、いわゆる空気感染であることが明らかになってきました。厚労省もそのことを部分的ながら認めています。つまりいくら不織布マスクをつけていても、ウイルスが小さすぎるのでマスクの網の目の隙間、不織布のすきま、あるいはマスクと鼻や口の隙間からウイルスがどんどん漏れ出ているということです。

 とはいえ、屋外ではいくらウイルスが漏れ出ていても、それが感染に必要な量にまで達することはありません。ですから屋外ではマスクを着ける必要はない。

 逆に、屋内の換気が悪いところでは、いくらマスクをつけていても空気中にウイルスが溜まってくるので、陽性者の人と数時間一緒にいればいつかはうつってしまう。そういう風に感染が拡大していくのだということがわかってきたわけです。

 そうなると、結局のところマスクで感染を防ぐことはできません。一番効果的なのは換気です。しかし夏場は換気が悪い。エアコンを点けているから換気はできていると言う方もいるかもしれませんが、エアコンというのは換気はしていません。同じ空気がぐるぐるまわっているだけです。ですから暑い夏に、例えば会社などで、窓を開けずにエアコンをつけっぱなしで何時間も過ごしていて、その中に感染者がいれば、そこで感染が広がってしまうのです。

 実は新型コロナのクラスターが一番起きているのは事業所、事務所、工場、病院など。同じ人達が長時間、換気の悪い場所で一緒にいるところで起きています。短時間しか同席しない飲食店でのクラスターなど、わずか1~2%に過ぎない。それなのに飲食店にばかり営業規制などを強いてきた。しかしそんなことに全く効果はないのです。

 

 私はこういった問題について、人流のデータと感染者の増減のグラフを重ね合わせたり、あるいはアメリカにおける規制の厳しい州と緩い州での陽性者数の違いの有無を比較するグラフを作成したりと、委員会が開かれるたびに丁寧に資料を作り、これらを示しながら、尾身さんや厚労大臣と議論を重ねてきました。そして、根拠がない緊急事態宣言などはもうやめにして、医療の拡充こそ取り入れていくべきだ、このことを昨年からずっと訴えてきました。

 

 私が申し上げたいのは、色々な対策すべてが無駄だということではありません。しかし全ての対策には、皆さんの生活を不自由にする要素が含まれている。ですからもうそろそろ、何が有効な対策かをきちんと見直す必要がある。そのためには国会議員がちゃんと勉強しなければいけない。いろんな検討をしなければいけない。「今まで続けてきたから」とか「尾身さんが言っているから」という薄い根拠だけで、社会を破壊するような今の対策を続けて行くことは非合理的だと私は考えています。