街頭演説を行いました。

 105日(火)朝は静岡駅北口、昼は呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

 海外の魅力的な製品、例えばiPhone。最新のものは18万円とも言われています。携帯1台が18万円です。しかし、日本人は所得が上がらないので、日本人にとってみればそろそろきつい値段になってきてしまっています。

 また例えばアマゾンプライム。日本では年会費5~6000円で利用することができますが、これはアメリカの半分の値段です。ネットフリックスも、アメリカに比べれば割安な値段で日本人は利用できる。それはなぜか。日本人はお金がないので、あまり高くすると利用してもらえなくなってしまうからです。

 いつの間にか我々は、世界の中で貧乏な方に部類する国に成り下がりつつあるのです。

 

 日本の産業は、今、明らかに衰退期にあります。

 高度経済成長期、日本の物価はどんどん上がっていきました。ある程度の年齢の方は覚えておられるでしょうが、オイルショックの時などには、物の値段がみるみる2倍3倍に上がっていった。けれどもその時は、物価が上がるのと同じように給料も上がっていったので耐えることができた。むしろ暮らしはどんどん良くなっていきました。

 翻って今はどうでしょうか。給料は目減りするばかり。一方で物価は徐々に徐々に上がってきています。この30年、欧米の先進国は賃金もあがりGDPも増えているのに、日本だけ賃金が全く上がりません。

 

 しかし、政治はそういったことは見て見ぬふりで、既得権益の力を守る努力ばかり続けています。与党は大企業や医師会、有力野党は大企業の労働組合の言う事ばかり聞いている。このコロナ禍でも、飲食店だけが狙い撃ちされました。飲食店は代表する組合も整備されていませんし、政治献金もしてこなかった。何もやらなければ政府が野党やマスコミから総攻撃をうけてしまうので、「やっているふり」のために一番力の弱い飲食店が狙われたのです。一方で敵前逃亡のようにコロナ患者を診ることもせず、補助金だけ受け取ってコロナ患者の受入れを拒否した医療団体は何のお咎めもなしです。

 こういう不公平な社会が今日本にうまれてしまっている。

 

 今の状況を誰かがうちやぶっていかなければなりません。

 私たち日本維新の会・無所属の会は、後ろ盾となる団体や企業がありません。それどころか企業団体献金は一円も受け取っていません。こういった、既得権益フリーの政治勢力が主になっていかなければ、既得権益と結びつきがなく、代弁者のいない企業、中小事業者、そして個人など、弱い立場にある人ほど、どんどん沈んでいってしまいます。

 既得権益と何のつながりもない、そういった中で、私たちは本当に国民の方を向いた、新しい政治を、今一生懸命模索しています。