街頭演説をおこないました。

12月23日 呉服町スクランブル交差点の一角をお借りして街頭演説を行いました。

 

日本は今、冬に向かっています。それは残念ながら否めません。

人口減少がやまず、高齢化が進み、そして日本の企業の競争力は落ちてきています。このような構造的な変化はそう簡単には回復できるものではありません。平成の初めの頃のように、春から夏に向かっていくような時代のやり方と、夏が過ぎて秋から冬に向かっている時代とではやり方を変えていくしかないのではないかと私は思っています。

残念ながら、それを変えるための舵取りを担う政治家や政党、行政といったものが、日本が冬の時代に向かっていくことに対して十分な対応をしきれていません。むしろ今までと同じやり方をずっと繰り返している。

例えば補正予算。10兆円規模と言われています。10兆円規模で何をするのか。景気回復のためにまたぞろ公共事業にお金を使う。公共事業にお金を使えばもちろん土木建築に関わる方、企業、そこの従業員の方は潤います。しかしその10兆円のお金が一般の市民のところにまで波及効果を及ぼすことはほとんど考えられません。山の中に立派な道路を作っても我々の生活はあまり変わらない。大多数の国民の生活は、そういうことでは変わらないのです。まだ道路も広くなく、必要なところに高速道路もなく、下水道もなかった、そんな1960年代、1970年代のような政治をいくら続けていっても、もはや日本という国は発展しません。一部の企業や業者に利益がとどまったままになるだけなのです。