約半年ぶりに街頭演説を行いました。

7月17日(金)呉服町スクランブル交差点の一角をお借りし、新型コロナ感染症に対する対策を徹底した上で、約半年ぶりに街頭演説を行わせていただきました。

 

今年2月から、私は日本維新の会の会派に合流し、現在、「日本維新の会・無所属の会」の一員として国会活動を行っています。会派の会議や勉強会等に参加してみると、そこでは全く既得権益にとらわれない自由な議論が交わされています。そして会派に入ったばかりのペーペーの私でも、名のある議員と議論をさせていただくことができ、そういうことをしても生意気だと言われることもない。そういう自由な雰囲気が日本維新の会にはあります。

そして、そういう自由な、既得権益にとらわれない中で、大阪市が目に見えて財政もよくなり、教育に対する無償化など、国の施策に前倒しで進めていっている。こういう実績が評価されて、今、日本維新の会は支持を伸ばしています。それはイメージだけの話ではないということを自分も参加させていただいて本当に実感しています。

さて、今、東京を中心に感染者が増加し、それが全国に広がりつつあります。そんな中、GOTOキャンペーンという、あたかも感染拡大を後押しするかのようなキャンペーンが始まろうとしています。新型コロナのために観光業界の皆さんは大変に苦しい思いをしている。それに対して手助けしていくことは政策として必要だと思います。私はGOTOキャンペーン自体を悪いこととは思っていません。しかし今、感染者数が拡大し、皆さんが不安な気持ちになりつつあるこの時に、ろくな説明もないままキャンペーンを始めるということには疑問を抱かざるをえません。

今の我が国の政府のやり方を見ると、こういうちぐはぐな政策が続いているような気がしてなりません。たとえばマスクの配布。マスクの配布自体には私は賛成でした。しかし、マスクの質があまりにも悪い上に、皆さんの手元に届いた頃にはもうすでにマスクは十分に流通していました。特定給付金も何の審査も必要がないにも関わらず、まだ受け取れていない方がいる。持続化給付金についても、ドイツでは同じような支援が2~3日で給付されているのに、日本では2週間、1か月と時間がかかる。

日本の政治や行政はどんどん劣化してしまっています。新型コロナの影響で大変に苦しい思いをしている国民、事業者がいる一方で、既得権益を手にした大企業はお金を儲けている。私が心配するのは、こういうちぐはぐさが続いて行ったら、日本は本当に必要なことができない国になってしまうのではないか、あるいはもうすでにできない国になってしまっているのではないか、ということです。

こういう状況を打ち破っていかなければ日本は大成することができません。GOTOキャンペーンにしても、皆さんの不安な気持ちに寄り添って、きちんと政府が説明を果たした上で、感染拡大防止と経済の活性化のバランスを上手に舵取りしながらやっていく。それが今この難しい時期にあるべき政治の姿だと思っています。