国会図書館政策セミナーに出席しました。

1114日 国立国会図書館の政策セミナー「雇用と賃金を考える~労働市場とEBPM(証拠に基づく政策形成)」に出席しました。

今回の講師はカリフォルニア大学アーバイン校経済学部のデイヴィッド・ニューマーク教授。格差や貧困が問題となる中、わが国でもその対策のひとつとして最低賃金の引き上げが注目されています。今回の講演では最低賃金の雇用や所得、それらがもたらす影響をテーマに、労働経済学者であるニューマーク教授が講演を行いました。

私は今まで最低賃金を引き上げるということが非常に有効な対策であると思っていましたが、必ずしも貧困層の所得引き上げに繋がらず、場合によってはむしろ低技能労働者の離職に繋がりかねないこと、低賃金の就労者に対して政府が給付を行う勤労所得税額控除(EITC)という政策も有効であることなど多くのことを学ばせていただきました。

こういった知識を得ることにより、少しでも皆様の役に立つ政策提言ができるようになればと感じました。