厚生労働委員会で質疑を行いました。

64日 厚生労働委員会で質疑を行いました。

  冒頭、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律案について、この施策が、医療的ケア児やその保護者だけでなく、サービスを提供する事業者やその従業員の存在もあってはじめて成立するものであるため、サービス提供者側の意見も最大限取り入れ、配慮したものとすべきといった点について質疑を行いました。

  そして新型コロナ感染症に関してはまず、出産時に妊婦にマスクを着用させている例があるという問題から。出産は大変に苦しいもの。酸素が十分に取り入れられなければ、母体にも胎児にも危険が生じる可能性があります。これについて尾身会長に見解をうかがったところ、尾身会長からは「マスクはやめるべき」「危険です」と明確な答弁をいただきました。

  次はオリンピックの問題について。

 オリンピック開催をとりやめるべきというようなことが言われていますが、日本よりも厳しい感染状況であるにもかかわらず、フランスではテニスの全仏オープンが、アメリカでは全米プロゴルフが開催されて群衆が押し寄せています。

 オリンピックは世界から押し付けられたものではなく、自らが手を挙げ開催を受託したイベント。医療体制整備など国内での努力をしないまま大会を返上するようなことがあれば、日本の国際的信用は失墜するでしょう。

 この問題に関連し、感染動向のモニタリングやワクチン接種のあり方、今後の新型コロナウイルス感染症対策を担う分科会の会長である尾身会長が、公的な場でオリンピックの是非について意見を求められていることについて、尾身会長のお考えをお伺いしました。

  そして次はアメリカにおいて、厳しい社会的距離政策をしている州とそうでない州の感染者数の増減が、ほぼ同じような経過を辿っている例(ノースダコタとサウスダコタ、フロリダとカリフォルニア)を示し、社会的距離政策の効果が本当にあるのかについて尾身会長のご意見を伺いました。

  この質疑のもようは衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ202164日 厚生労働委員会)でご覧いただくことができます。お時間のあるときに是非ご覧ください。