厚生労働委員会で質疑を行いました。

6月2日(水)本日は厚生労働委員会で2度の質疑を行いました。

  1回目の質疑の最初の質問は、新型コロナ陽性者の方のホテル等での療養の実態について。

 わが国の現状を見ると、自宅あるいは施設療養は「療養」ではなく「医療からの隔離」のようになってしまっているケースがあります。また、(自治体にもよるのでしょうが)ホテル療養がアルバイトの看護師でやりくりされており、当該看護師の力量によって対応にかなりの差があるという情報もあります。ホテル療養者の状況把握や対応が適切になされているのか、不十分な対応しかできないのであれば、療養施設における療養をやめることも選択肢に入れ、感染症法令の規定を改め、隔離のようなことはやめるべきではないかについて大臣の見解を問いました。

  次に、新型コロナのワクチン接種年齢の12歳への引き下げについて、20歳未満には死亡者も重症者も出ていないにもかかわらず、副反応の発生も多く、長期的な予後も明らかになっていないワクチンを、12歳以上に接種することが本当に適当だと考えているのか、そもそも接種の必要性があるのかといった点について大臣の見解を問い、くれぐれも慎重に対応してほしいということを強く申し入れました。

 

  2回目の質疑はまず、アスベストに関する高裁・最高裁判決について、国の責任が認められた理由や、賠償額が限定された理由などを問いました。

 次に、新型コロナの感染を広げているのは本当に若者なのか、という点について、大阪府のデータなどを示し、尾身会長と議論を行いました。

 さらに、喫煙が新型コロナの重症化要因であるにもかかわらず、なぜ喫煙室についてなんらの規制もないのか、飲食店に酒の提供を禁ずるより前にこのような明らかな部分から着手すべきでないかという点についても尾身会長の見解を伺いました。

  そして最後に、転居を伴う転勤が子育て世代にとって大きな負担となっている点を指摘し、育児休業法に関連する問題として、ガイドラインの見直しを検討していただけるよう申入れました。

  この質疑のもようは衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ202162日 厚生労働委員会)でご覧いただくことができます。お時間のあるときに是非ご覧ください。