厚生労働委員会で質疑を行いました。

5月28日 厚生労働委員会で質疑を行いました。

 

最初は大阪で小学校5年生の男児がマスクを着用して持久走後に亡くなられた件について。

昨年、中国では、マスクをして運動していて亡くなったという例が3件発生しています。昨年7月には日本臨床スポーツ医学会・日本臨床運動療法学会も共同声明で「屋外運動時のマスクや口鼻を覆うものの着用は、基本的には推奨いたしません」としています。

文部科学省のマニュアル・通知には、原則マスクなしとしてはあるものの、但し書きとして「十分な身体的距離がとれない状況で、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクがない場合には、マスクを着用しましょう。」とも記しており、教育現場あるいや子どもたちがマスクをすべきかどうか判断できない可能性もあります。

子ども達は周りの雰囲気などでマスクを外すことをためらうこともあるでしょう。過剰な対策のために子ども達が亡くなるような事態を避けるためにも、「基本はマスクを外す」ということをわかりやすく再度通知していただきたい旨を文科省に申し入れました。

また、学校の教材の分量が増大しているために、小中学生の登下校時の荷物の重量が重くなっています。身動きがとれず、交通事故に合う可能性も高くなり、身体の成長にも悪影響を及ぼすことも懸念されます。平成309月、文部科学省は、毎日すべての教材を持って登下校する必要はないと事務連絡で例を示していますが、この点について再度周知を図っていただきたい旨申し入れました。

 

 そして最後は尾身会長と、変異株の重症化割合についての議論。変異株による重症化リスクに関する各種報告やデータには制約や限界があり、必ずしも確定した知見でないことを改めて確認しました。

 

  この質疑のもようは衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ2021528日 厚生労働委員会)でご覧いただくことができます。お時間のあるときに是非ご覧ください。