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街頭演説を行いました

平成30年3月22日(木) 8時15分から
静岡市葵区御幸通りの一角をお借りして、街頭演説を行いました。
お話しさせていただいた中から、今、世間をにぎわせている森友学園の文書改竄問題と
これに関連して、現在の立法と行政の関係性に関する問題点、ひいては
民主主義制度が根腐れを起こしつつあることについての意見を抜粋してご報告いたします。

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 私が所属している財務金融委員会では、主に財務省を管轄とする問題を取り扱っています。
このため、今、世間をにぎわせている森友学園の問題についても、ここのところ集中して審議
が行われています。

 森友問題では、財務省が森友学園に対して土地の不当な値引きをしたこと、それに関連して
決裁文書の書き換えをしたことについては、ほぼ争いのない事実となってきています。そして、
果たしてそこに政治家の関与があったのか、安倍首相や首相夫人の関与があったのかというと
ころに焦点が移りつつあります。
 ただし、これには立証の問題が大きく立ちはだかり、財務省側は、佐川前理財局長を中心と
して、国会答弁に合わせるために改竄をおこなったのだ、というところで防衛ラインを引き、
そこから一歩も出ないような答弁を繰り返しています。
 私は、この問題は、安倍首相や首相夫人の直接の指示があったかなかったかに関わらず、本
来中立であるべき行政が、違法な文書改竄をしてまで、政権・・・もっと言えば「首相」とい
う最高権力者にすり寄ることをするような地盤が行政にできてしまっていることが、大変な問
題だと思っています。

 それは財務省の問題だけに限ったことではありません。

 皆さんもご承知のとおり、愛知県名古屋市で、前川前文部科学省事務次官が講演を行ったこ
とに対し、文科省が名古屋市教育委員会に対し、執拗に威圧的な質問を繰り返した、というこ
とがありました。教育委員会がきちんと回答しているのにも関わらず、納得いく答えが出るま
で、質問を繰り返したのです。しかもその質問は、官僚が自主的にやったことではなく、自民
党の部会長あるいは部会長代理の圧力によるものであったということが明らかになってきてい
ます。
 こうした、政権与党の圧力によって、中立であるべき行政がゆがめられている。しかもその
ゆがめ方は、政権に逆らう者についてこれを排除する、というような、一定の偏った考えを持
つ人たちを応援するような方向で行われている。こういうことが今の日本では平然と行われる
ようになっている。

 このように、残念ながら、今の日本は様々なところでほころびが見えてしまっています。

 参議院の予算委員会でも、自民党の議員がおかしな質問をしました。財務省の太田理財局長
・・・私達から見ても、ここまでして頑張るんだと思うほど、きっちりと財務省や麻生大臣を
守るためにお話をしている方ですけれども・・・この方が昔、野田元総理の秘書官を務めてい
たから「わざと安倍政権を貶めるような答弁をしているのではないか」と発言したのです。
 このことについて、麻生財務大臣は、一昨日行われた財務金融委員会で「そういうレベルの
低い質問は軽蔑する」と吐き捨てるように言い、与野党議員とも苦笑を禁じえませんでした。

 そういう状況があちこちで生まれている。日本の民主主義が壊れようとしている。偏った情報
を信じ込むことで様々なほころびが生じているのです。そして残念ながら、そういうおかしな状
況を、一般の国民が知ることはなかなかできません。

 たとえば、財務金融委員会では、国の大きな問題である財政規律や国家予算、収入を取り扱って
います。しかしその審議を傍聴する、新聞記者、マスコミ関係者が一人もいないということが結構
多い。人口減少社会を迎え、日本は毎年20~40兆円もの巨額の赤字を生んでいる。そして日本
全体の借金が1200兆円にまで積み重なり、このままでいけば、財政破綻か、インフレによって、
我々の暮らしが破壊されるしかないと、一部の識者は見始めている。そういった日本の全てを左右
するような財政について審議が行われている財務金融委員会に、マスコミの傍聴者が来ない。森友
問題で重要な話があり、麻生大臣だけではなく安倍首相も来る、というような時以外、通常の審議
にはマスコミは来ないのです。

 今、森友問題に関し、麻生大臣の責任が取り沙汰されてますが、麻生大臣は、財務金融委員会を
ほとんど中座せず、きちんと出席し、質疑に答えています。そこでは真剣なやりとりが行われてい
るわけです。あるいは、同じ財務金融委員会委員である野田元総理は非常に勉強されており、大変
立派な質問をされている。

 しかし、こういった真剣なやりとりが、私達国民の目に触れることはほとんどありません。その
一方で、質の低い質問は目立って報道される。
 マスコミは、真面目でひたむきな、国政に関する取り組みはほとんど報道しないのです。
 誰がまじめに議論をし、誰がまじめに民主主義にとりくんでいるのか。
 そういう観点から物事を見ていかなければ、日本の政治は次第にワイドショー化していってしま
うでしょう。