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街頭演説を行いました(人口減少)

4月10日(火) 7時55分から街頭演説を行いました。
本日は、お話しさせていただいた中から、
人口減少に関する問題について抜粋してご報告させていただきます。

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皆さんは、周りで「あれ、なんだか人が減ってきているな」とお感じになるようなことはないでしょうか。

先日、大手住宅メーカーの方とお話をする機会がありました。その方から「職人さんの手が足りない。若い人の職人の成り手がなくて職人さんが高齢化してきている。」「忙しい時には県をまたいで職人のやりくりをしている」というお話を聞きました。県をまたいで職人を呼ぶとなればコストもかかります。
静岡の中心街でも、それまで昼と夜とに営業をしていた飲食店が、人手不足のために夜の営業を取りやめざるを得ないというような話を聞きました。店を開ければお客さんが来るのに、店員の確保ができないから店を閉めざるをえないというのです。

今、日本人の生産年齢人口(15歳以上65歳未満の人口)は極端に細ってしまっています。この先も細る一方で、当面回復の見込みはありません。
普段我々は「少子高齢化」というと、人が少なくなる=物を買う人が少なくなって市場が先細る、という「需要不足」に目を向けがちです。確かに静岡の中心街でもシャッターを下ろしている店舗が増えています。しかしその反対側にある「供給不足」、つまり働き手不足ということも、日本経済を襲う一つの深刻な要素となっています。店主の高齢化、後継者不足、人手不足のために店を開けられないというお店がある。労働力の供給不足によって企業活動をやめざるを得ない企業が出始めているわけです。

人口がなだらかに減っていくというのならば、そんなに大きな問題にはならないでしょう。しかし、今日本を襲おうとしているのは、1年間に70万人、80万人というジェットコースターのような急激な人口減少社会です。これは日本の先行きを必ずや危うくしていきます。この人口激減に対する緩和措置を私達は考えていかなければなりません。

私は、日本人は、現実を直視することや、今までのやり方を変えるのを嫌がる特性があると感じています。
日本人はかつてブラジルやアメリカ、満州などに移民として出ていったわけですけれども、受け入れる側となると大変な拒否反応を示します。実際、欧州では数万人,数十万人単位で移民を受け入れているのに対し、日本では数十人単位です。その一方で、「技能研修者」とか「研修生」という非常にあいまいな名目で、実質的には外国の方を、非常な低賃金で受け入れているという二重構造もあります。私は国会に行くと、東京で食事をしたりコンビニに行ったりもする訳ですが、東京の中心部のコンビニの店員さんはほとんどが外国の方です。静岡の中心部でもコンビニや飲食店の店員さんに外国の方が増えてきています。

今の政府のバラマキ政策を見てもそうですが、現実から目を背け、なんとなく言葉でごまかす、という場当たり的な政策を続けていけば、いつの日かどうしようもない非常に大きな現実が我々の目の前に立ちふさがってきます。
日本経済は、人口減少に伴う供給減少と需要減少の両面から、負のスパイラル、大きな縮小局面に陥ろうとしています。私達はもうそろそろ、外国人労働者の導入を正面切って考えなければならないという時代にきているのではないでしょうか。外国人に対し、従来通り、日本で働くことについてハードルの高いやり方を続けていっていいのか、それとも移民受け入れも視野に入れた政策をとるのか。
正面から議論を始めなければ、日本という国が、労働力不足という面からも崩れてしまうのではと危惧しています。