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街頭演説を行いました【10月29日 私が代表質問に注目する理由】

10月29日(月)
本日は、葵区御幸町通りの一角をお借りして街頭演説を行いました。
本日から行われる野党の代表質問についての考えをお話しさせていただきましたので、掲載いたします。

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 先週から秋の臨時国会が始まりました。24日の国会初日には、安倍首相の所信表明演説と麻生大臣の財務演説がおこなわれました。
 本日から、各野党の代表質問が行われることになります。

 この1年間、皆さんもご承知のとおり、野党は森友・加計問題を中心に追及をしてきました。モリカケ問題は、行政が政治家に忖度をするという意味で、非常に大きな問題ではあります。しかしその一方で、本質的な問題に関する議論が遠ざけられているように思います。日本の国政は大変な曲がり角に立っています。財政赤字は膨らむ一方で財政均衡の芽は見えてこない。消費税の再増税を間近に控え、国の将来をどのように形作っていくのか。年金の受給開始年齢を実質的に70歳に引き上げるという話も出てきています。本当に困難な課題が山積しているのです。
 また、このところガソリンがじわじわと値上がりしています。原油価格の値上がりもありますが、円安がじわじわと進んでいるという要因も見逃せません。これに加え、例えば、技術革新によって自動運転が世界的な標準的な技術となりつつある中、この分野では後れをとっている日本の自動車産業が、かつての家電産業が歩んだような衰退の道をたどり、競争力を失っていったとき、日本の国力が目に見えて落ち込んでいく可能性は十分ありうることです。
果たして国会がこういった大きな課題に真剣に向き合い、与野党が日本の将来を考えて骨太の議論をしていくのか。それとも、国という大木の中では枝葉に近いような問題の議論をするにあけくれるのか。私はこの点に非常に注目しています。

 今、野党の支持率が伸び悩んでいます。立憲民主党の支持率も一時の勢いは半減しています。その理由は何か。その一端は、国民が必要と考えている議論を与野党ともに行っていないからではないでしょうか。
 わかりやすい問題で人を批判するのは非常に簡単です。わかりやすく小さな問題で、しかも相手が弱ければ弱いほど批判するのは楽です。成果を得るのも楽です。しかしながら本当に大きな問題、解決困難な問題、こういったことに取り組んでいくのは、皆さんの理解を得るのも困難ですし、その先に待ち受けているのも美味しい現実ばかりではありません。今の与野党は、日本に本当に必要な議論を避けている。残念ながらそういう傾向が確かにあります。

 例えば、私は財務金融委員会に所属しています。一国の財政を監視し、議論していく、そういう委員会です。しかしながらその委員会において、日銀の金融政策や、膨れ上がるばかりで減少の気配が見えない日本の債務問題、こういった問題がまともにとりあげられることは10分の1あるかないかです。この間ずっとやっているのはモリカケ問題です。モリカケ問題が看過されるべき問題だと思っているわけではありません。しかしながら財務金融委員会でこのことばかりずっとやっているというのもいかがなものなのかと思うのです。自民党の小泉進次郎議員は、モリカケ問題は特別委員会を設置してきちんと調査したらどうか、国政のその他の課題がそれに塗りつぶされるのはいかがなものかと言っておられました。私はその意見には大賛成です。両方がバランスをとって行われなければならないと考えるからです。スキャンダルめいたことの追及も必要です。しかしもっと重要なことが国政には山積しているのです。

 イデオロギーに基づいて各政党が喧々諤々の時代はすでに終わりを告げています。冷戦の時代には、社会主義がいいのか、資本主義がいいのか、はたまた共産主義がいいのか、そういった社会自体の根本的な方向を決めるようなイデオロギーの対立がありました。しかしながら今の時代、わが国の人々の目から見れば、イデオロギーについての対立はすでに決着がついているかと思います。
 では、次の争点は何なのか。それが、予算のバラマキ先を探すというバラマキ合戦であっては断じてならないと思っています。借金をして色々なことにお金をばらまく。それは与野党問わず、政治家にとっては都合がいいでしょう。政治家というのはお金を絞めることよりも配るほうが人気がでるからです。子育てにしても、医療にしても年金にしても、なるべく多く国民の皆様に配分する。それは、政治家にとって非常に誘導しやすい利益誘導の一つです。これに反対する政治家はほとんどいないでしょう。これに反対する国民も数少ないと思っています。しかし、それが行き着く先はどこなのか。我々の世代ではなく、我々の次の世代が、我々が今借金によって使いたい放題をしていることによって、負担にあえぐことはないのか、貧困にあえぐことはないのか、そういった目配り気配りは絶対に必要なのではないでしょうか。
 今の国会に、与野党問わず、このような目配り気配りをしている党がはたしてどれくらいあるでしょうか。今、既存の政党は、借金でなりたっている野放図な日本の現状はそのまま黙認し、使い道を競い、お互いの揚げ足をとりあっているように見えます。

 正しい選択肢、正しい情報、いくつかの物の見方をみなさんにご紹介し、その上で皆さんに正しい選択をしていただく。それが本来あるべき政治の姿だと私は思っています。皆さんとともに、正しい情報をもとに、できる限り合理的な未来の選択をしていく。今の私達のことだけではなく、子供たちや孫たちの世代の人々の将来にとって正しい選択は何なのか、これをともに考えていく。これが私の考える新しい民主主義、あるいは政党の在り方です。
政治家が勝手に選んだ、政治家に騙された、ではなく、我々国民が主体的に選んでいく。正しい情報に基づき、自己責任として選んでいく。そしてその手助けをしていくのがこれからの政党の在り方ではないでしょうか。
 本日から代表質問が行われます。これは、政党の考えが試されるいい機会なのではないでしょうか。その意味でも、私はこの代表質問に非常に注目しています。